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SBI新生銀行の魅力の一つに、外貨預金の金利の高さが挙げられることがよくあります。SBI新生銀行のサイトでも外貨預金については、大々的にアピールされています。
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/gaika/)
今回の記事では、実際にSBI新生銀行の外貨預金の金利が高いのか、他行と比較しながら確認していきたいと思います。
1. SBI新生銀行の外貨預金とは
SBI新生銀行では、沢山のパターンの外貨預金が提供されています。どんな種類の外貨預金が提供されていて、どの外貨預金がおすすめなのか、先にまとめたいと思います。
1-1. SBI新生銀行の外貨預金の種類
まず、SBI新生銀行で提供されている外貨預金の種類について紹介します。
沢山ありすぎて困りますが、以下がその全容です。
(出典:筆者作成)
合計で8種類あります。この中で今回は、1番から5番について紹介したいと思っています。
(出典:筆者作成)
表には記載しているものの、今回紹介しないものは3つです。その紹介しない3つは、パワード定期(外貨投資型-外貨タイプ)、外貨建て投資信託、外貨建て保険商品です。今回これら3つについて紹介しない理由は、単純な外貨預金と比べると、より細かい投資商品感があり、皆が想像するような”The外貨預金”の枠組みからは外れると思ったからです。
なので、先にも記載した通り、今回は1番から5番までのSBI新生銀行の外貨預金について、ご紹介したいと思います。
1-2. オススメしたいSBI新生銀行の外貨預金
さて、1-1の表に記載した外貨預金のうち、特にメリットがあるのはどれなのでしょうか?今回は、SBI新生銀行で提供されている外貨預金を順番に紹介する前に、私が特にメリットがあると感じる外貨預金を先にオススメしたいと思います。
私がオススメしたいSBI新生銀行の外貨預金は「外貨積立 パワービルダー」です!
(出典:筆者作成)
1-2-1. 外貨積立 パワービルダー
オススメしたいSBI新生銀行の外貨預金は、「外貨積立 パワービルダー」についてです。
外貨積立パワービルダーのメリットは主に2つです。1つはキャッシュプレゼントプログラムの対象になること、もう1つは積立によって時間のリスク分散ができることです。
キャッシュプレゼントプログラムは、SBI新生銀行のサービスを利用することで現金がもらえるサービスです。外貨積立パワービルダーは、このキャッシュプレゼントプログラムの対象取引に選ばれています。そのため、外貨積立パワービルダーを10,000円実施する毎に50円もらうことができます。
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/service/cashpresent/、一部加工)
キャッシュプレゼントプログラムについては、過去の記事にもまとめているので、ぜひご参照ください!
また、時間のリスク分散もメリットと記載しましたが、これは積立投信のメリットと同じものを意味しています。
外貨も投信と同様に価格が変動する投資商品です。そのため、購入タイミングを分散させることによって、金額が高い場合に購入する時と比較して平均購入価格を下げることができます。これが、外貨積立パワービルダーのメリットの1つになります。
(参考)円からはじめる特別金利プラン(1ヵ月もの外貨定期預金)
参考ですが、過去に開催されていたキャンペーンとして紹介したいのは、「円からはじめる特別金利プラン(1カ月もの外貨定期預金)」です。
おすすめのポイントは2つあり、①期間が短いことと②高金利であることです。
外貨預金は文字通り「外貨」を預け入れるので為替変動リスクがあります。どのタイミングで預け入れたとしても、為替変動する可能性はありますが、預け入れ期間が短いと、預け入れ期間が長い場合対比、大きく為替変動する可能性は低くなります。
また、高金利であることももちろん魅力です。このキャンペーンでは、米ドルの金利が年10%になっていました。他の外貨預金と比較しても高金利でした。(キャンペーン期間は2024年1月31日まででした)
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/campaign/2311yentoku/?intcid=fdt_key_000_04)
2. 他社の外貨預金との比較
続いては他社で提供されている外貨預金との比較を行っていきたいと思います。表にまとめていますので、ぜひご参考にしていただければと思います!
2-1. 比較対象の外貨預金
まず、比較表を確認する前に前提条件を確認したいと思います。今回対象とする外貨預金は外貨定期預金としたいと思います。また期間は1ヶ月ものとしたいと思います。
この2つに絞った理由は、前者は外貨預金の中で最も選ばれている商品だと思ったからです。外貨預金は普通預金より定期預金の方が金利が高い(ある種当然ですが)ため、運用という視点から見ると、普通預金より定期預金を選ばれる方が多いというわけです。
また、後者の1ヶ月ものに絞った理由は、期間を短くすることで為替リスクに晒される期間を短くしたい人が多いと思ったからです。より多くの方の役にたつような情報にするため、多くの方が知りたいであろう1ヶ月もの外貨定期預金の情報をまとめたいと思いました。
☑️1ヶ月ものであること
また、比較する銀行は、「住信SBIネット銀行」、「ソニー銀行」としたいと思います。
住信SBIネット銀行を選択した理由は、何かとSBI新生銀行と比較されやすいためです。同じSBI系列ということで、どちらが生き残るのか、もしくは両方残すのかについても今後注目したいところです。
もう一方のソニー銀行については、単純に外貨定期預金のレートが良いとの噂を聞いたので、対象に盛り込みました。
(出典:https://www.netbk.co.jp/contents/、https://moneykit.net、一部加工)
2-2. 外貨預金 比較表
さて、上記の比較対象とSBI新生銀行の外貨定期預金の比較表を作成しました。ぜひご覧ください!
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/gaika/?intcid=gaik_reta_mega_03、https://www.netbk.co.jp/contents/、https://moneykit.net、一部加工)
こうしてSBI新生銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行を比較すると、金利の違いが分かりやすくなります。
米ドルについては特に違いはありませんが、ユーロの場合はSBI新生銀行に優位性があるようです。また、豪ドル・NZドルの場合は、ソニー銀行、住信SBIネット銀行に優位性があるようです。
この3行で比較すると、なんだそんなものかとなりそうですが、メガバンクと比較すると大きなメリットがあることが分かります。メガバンクの外貨定期預金の金利は0.001%〜0.1%と非常に低い水準です。米ドルで比較すると、SBI新生銀行の金利は、メガバンク対比1,000倍になっています。このことから、SBI新生銀行は外貨預金の金利が高いと言って問題ないでしょう。
3. 各外貨預金のご紹介
続いては、これまでに紹介していないSBI新生銀行の外貨預金についてご紹介したいと思います。
上では、あくまで私のおすすめのみしか記載していないので、その他に気になる外貨預金がありましたら、こちらをご参照ください!
3-1. パワーフレックス外貨普通預金
まずはパワーフレックス外貨普通預金についてです。
これは、単純に外貨の普通預金と認識してもらえれば問題ございません。そのため、定期預金対比すぐに日本円に交換できるという特徴があります。一方で、日本円もそうですが、定期預金対比金利が低いという点は注意しましょう。
パワーフレックス外貨普通預金も定期預金同様、沢山の通貨が提供されています。現在、提供されている通貨は、米ドル・ユーロ・豪ドル・NZドルの4種類です。
各通貨の金利についても紹介したいと思います。金利を確認する上で注意したいのが、自分のSBI新生銀行のステップアッププログラムのランクです。パワーフレックス外貨普通預金では、ステップアッププログラムのランクによって金利が変動します。
ステップアッププログラムについては、過去の記事でまとめているので、ぜひご参照ください!ランクを上げるためのオススメの方法も紹介しています!
3-1-1. 米ドル
米ドルのパワーフレックス外貨普通預金の金利は、ダイヤモンドランクで年1.0%、それ以外のランクで年0.01%となっています。
SBI新生銀行の普通預金の金利が、ステップアッププログラムで0.1%まで上がることを考えると、ダイヤモンドランクでなければ、米ドルのパワーフレックス外貨普通預金はオススメできません。
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/gaika/fx_saving/?intcid=gai_snavi_01)
3-1-2. ユーロ
ユーロのパワーフレックス外貨普通預金の金利は、ダイヤモンドランクでもそれ以外のランクでも年0.01%となっています。これであれば先ほども記載の通り、SBI新生銀行ではステップアッププログラムのランクを上げて日本円の普通預金を利用した方が金利が高くなります。なので、ユーロもオススメできません。
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/gaika/fx_saving/?intcid=gai_snavi_01)
3-1-3. 豪ドル
豪ドルのパワーフレックス外貨普通預金の金利も、ダイヤモンドランクとその他のランク共に年0.01%となっています。普通預金の金利の方が、ステップアッププログラムを使うことで高金利にすることができるので、やはりオススメできません。
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/gaika/fx_saving/?intcid=gai_snavi_01)
3-1-4. NZドル
NZドルのパワーフレックス外貨普通預金の金利もダイヤモンドランクとその他のランク共に年0.01%となっています。上記の2つと同じ理由でオススメできません。
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/gaika/fx_saving/?intcid=gai_snavi_01)
3-2. 2週間満期外貨預金
続いて紹介するのは、2週間満期外貨預金についてです。
2週間満期外貨預金は、期間が短いため初心者でも利用し始めやすいことを謳っています。しかし、個人的にはメリットがそこまであるわけではないため、オススメはできません。
2週間満期外貨預金も米ドル・ユーロ・豪ドル・NZドルの4種類の商品があり、それぞれで金利が異なります。
最も金利が高いNZドルは年0.3%、米ドルと豪ドルは年0.1%、ユーロは年0.01%となっています。NZドルはSBI新生銀行で設定可能な最も高い普通預金金利より高い水準なので利用しても良いかもしれません。ただし、為替手数料や為替リスクがあることには注意しましょう。
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/retail/gaika/fcy_2weeks/?intcid=gai_snavi_02)
3-3. パワーサポートプラス
続いて紹介するのは、パワーサポートプラスです。
パワーサポートプラスは、他の外貨預金と違う特徴があり、毎月利息を円で受け取ります。(他の外貨預金は外貨で受取)
円に交換された利息が、毎月SBI新生銀行の円普通預金口座に振り込まれるので、放置しているだけで利息がもらえる感覚になると思います。ただし、注意しなければならないのは、為替手数料が発生するという点です。
預入期間は6ヶ月ものと1年ものが用意されています。通貨は、これまで紹介したものより少し多く、米ドル・ユーロ・英ポンド・カナダドル・豪ドル・NZドルが用意されています。
各通貨ごとの金利は以下の表の通りです。
(出典:https://www.sbishinseibank.co.jp/rate_list/gaika.html#powersupportplus)
毎月金利を受け取ることができるため、メリットを感じる人は多いでしょう。ただし、先ほども記載したように、為替手数料などが発生していることは理解しておく必要がありそうです。
3-4. 大口外貨定期預金
多くの銀行で用意されている大口外貨定期預金も当然用意があります。
大口と言うだけあって、30万米ドルもしくは30万豪ドル以上の取り扱いしかありません。
また、店頭もしくは電話でしか取り扱いがなく、金利も店頭もしくは電話でしか確認できません。
金額など厳しい条件があることと、特段これを申し込むことによって得られる利益がないため、特にオススメできません。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?本日は、SBI新生銀行で取り扱っている外貨預金についてまとめました。
SBI新生銀行の外貨預金は、ソニー銀行・住信SBIネット銀行と比較するとほぼ同水準で、メガバンクよりかなり良い金利水準でした。このことから、外貨預金にはメリットがあると言えます。
また、SBI新生銀行のたくさんある外貨預金の中でもオススメなのが、「外貨積立 パワービルダー」でした。外貨預金を始めたい!と思っている方はこのあたりから始めることをオススメします。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!次回も読んでいただけると嬉しいです!